アレルギー対策におススメのキャットフード|症状・原因・対処法を解説

一時期、うちの愛猫が鼻や耳のあたりを掻いて毛が抜けてしまったことがありました。

その時に疑ったのがアレルギーの存在。

●この症状はアレルギーのせい?

●アレルギーの原因は何なのだろう・・・

●早く治してあげたい!どうすればいいの?

など、いろいろと頭を悩まされました。

うちの子は幸いキャットフードを変えることで健康を取り戻すことができましたが、同じようにお困りの飼い主さんもいるのではないでしょうか。

飼っているネコちゃんの体調が優れない場合、食物アレルギーの可能性があります。

ネコの食物アレルギーの原因は何なのか。症状や対処法などを今回は解説していきます。

心当たりのある飼い主さんは、是非読んでみてください。

そもそもアレルギーとは?

アレルギーとは、「特定の物質に対して免疫が過剰に反応すること」です。

アレルギーを引き起こす特定の物質のことをアレルゲンと言い、ネコのアレルゲンとしては以下のものが挙げられます。

  • ノミ
  • ダニ
  • 特定の食物
  • 花粉
  • ハウスダスト

これらのアレルゲンにより、皮膚炎や下痢や嘔吐などが引き起こされます。

特に食物アレルギーはそれらの症状に加えてアナフィラキシーショックを起こし、最悪の場合死に至ることもあるため、普段から与えるフードには注意が必要です。

ただ、食物アレルギーも、しっかり理解することで症状を出にくくしたり発症自体を抑えたりすることができます。

次からは食物アレルギーについて、詳しく見ていきましょう。

ネコに起こる食物アレルギー

人間と同じように、ネコにも食べたものが原因でアレルギー反応が出ることがあります。

アレルギー反応の程度や、原因となるアレルゲンは個体差がありますが、症状は大きく分けて二種類となります。

詳しく解説しますので参考にしてみて下さい。

食物アレルギーの症状

食物アレルギーの症状は

アレルギー性胃腸炎

アレルギー性皮膚炎

の二種類に分けられます。

アレルギー性胃腸炎は、下痢や嘔吐、発熱などの症状が見られます。繰り返す場合は症状が重くなり、アナフィラキシーショックを起こすこともあるので注意が必要です。

アレルギー性皮膚炎は、かゆみや肌の赤み、脱毛の症状が見られます。

いずれかの症状が見られた場合は、食物アレルギーの可能性があります。

悪化を防いで少しでもラクに生活できるよう、早めに対応してあげてください。

食物アレルギーの原因

食物アレルギーの原因となるアレルゲンは、タンパク質、穀物などが一般的です。

◎タンパク質・・・牛肉、乳製品、鶏肉、卵などに含まれるタンパク質が十分に消化されないまま吸収されることによりアレルギーを発症します。体質的に特定のタンパク質を分解できない場合や、歳をとって消化器が弱っているネコちゃんなどはアレルギー症状が出ることがあります。

◎穀物・・・キャットフードに含まれる米、玄米、小麦、大豆、トウモロコシなどの穀物が原因となることもあります。ネコは本来肉食動物であり、穀物の消化は得意ではありません。消化不良により免疫力が低下することでアレルギーを発症すると言われています。

そしてもう一つ、注意しておきたいのは添加物です。

添加物は直接アレルギーを引き起こす訳ではありません。しかし添加物を摂り続けることで免疫機能が低下し、新しいフードだけでなく長く食べ続けていたものが原因でアレルギーを発症することもあります。

食物アレルギーの発症に年齢は関係ありません。

発症してからではなく、元気なうちからグレインフリーや無添加のキャットフードを選ぶなど、食事には常に気を付けておくことが重要です。

食物アレルギーの対処法

食物アレルギーの対処法は、原因となるアレルゲンを摂らないことに尽きます。

例えば原料に牛肉が使われているなら魚のものに変えてみたり、穀物が使われてるならグレインフリーのものに変えてみたりして症状を観察してください。

症状を観察する自信がなければ、獣医さんに診断してもらえば確実です。

ただし、私がお世話になっている獣医さんの場合、アレルゲンを特定する血液検査には3万円かかると言われました。さらにアメリカの検査機関に出すので時間もかかるとのこと。

アレルゲンを特定できれば、その後のフード選びはラクかもしれませんが、私の場合は結果が出るまでに悪化しそうだったので、うちの子に合ったフードを自分で探すことにしました。

食物アレルギー対策キャットフードを選ぶ際のポイント

食物アレルギー対策のキャットフードを選ぶ際に、気を付けるべきポイントを解説していきます。

注意するポイントは以下の3つです。

・グレインフリーキャットフード

・タンパク源の種類、数

・人工添加物不使用

それでは一つずつ詳しく解説します。

グレインフリーキャットフード

体への負担が少ないグレインフリーのキャットフードであることが一つ目のポイントです。

本来肉食動物であるネコは穀物の消化が得意ではありません。

穀物の消化不良により免疫力が低下し、下痢や嘔吐のアレルギーを発症してしまうこともあります。

穀物アレルギーの可能性を考えると、グレインフリーキャットフードを選ぶことは外せない条件だと言えるでしょう。

タンパク源の種類・数

二つ目のポイントは、原材料に含まれるタンパク源の種類や数に気を付けてキャットフードを選ぶということです。

例えば、牛肉のタンパク源が主原料のキャットフードを食べてアレルギーの症状が出た場合、低アレルゲンのラム肉や魚が主原料のものに変えてみると良いでしょう。

また、牛肉や鶏肉のどちらも使われているといった、複数のタンパク源を主原料としたキャットフードも注意が必要です。このようなキャットフードを食べてアレルギー反応が出た場合、アレルゲンを特定しにくくなります

基本的にはタンパク源は一種類のものを選ぶようにしましょう。

人工添加物不使用

人工添加物を使用していない点が三つ目のポイントです。

添加物が直接的にアレルギーの原因となるわけではありません。

しかし、添加物を長く摂り続けると免疫力が低下して、アレルギーを発症することがあるのです。

BHAやBHTなど、酸化防止剤や着色料を多く使用しているフードは避け、無添加のキャットフードを選ぶことがアレルギー対策となります

食物アレルギー対策におススメのキャットフード

グレインフリー、タンパク源、無添加にこだわった食物アレルギー対策におススメのキャットフードを紹介します。

参考にしてみてください。

モグニャンキャットフード

価格(税込み)4,356円/1.5kg
主原料白身魚65%
タンパク質27%以上
動物性タンパク源数一種類
脂質11%以上
対象全年齢
カロリー(100gあたり)379kcal
原産国イギリス

牛肉や鶏肉、穀物がアレルゲンの可能性がある場合はモグニャンキャットフードがおススメ。

モグニャンは愛猫の健康のために作られたグレインフリーのキャットフードです。

もちろん香料や着色料は不使用。

ヒューマングレードの新鮮な白身魚がたっぷり65%も使われていて、袋を開けた瞬間おいしそうな香りが漂ってきます。

白身魚は低アレルゲンなので、敏感なネコにも安心して食べさせることができます

加えて食いつきが良いので、食が細いネコちゃんにもピッタリ。

全年齢対応なので、猫種や年齢に関係なくおススメできる国産のキャットフードです。

カナガンキャットフード チキン

価格(税込み)4,356円/1.5kg
主原料乾燥チキン(35.5%)、骨抜きチキン生肉(25%)
タンパク質37%
動物性タンパク源数一種類
脂質20%
対象全年齢
カロリー(100gあたり)390kcal
原産国イギリス

牛肉や穀物がアレルゲンの可能性がある場合はカナガンキャットフード チキンがおススメです。

放し飼いのチキンが60%以上使用されているので、上質なタンパク質を摂ることができます。

香料、着色料不使用で原材料はヒューマングレードを使用。

ネコの健康維持に必要な栄養素のみを配合したグレインフリーキャットフードです

カナガンキャットフード サーモン

価格(税込み)4,356円/1.5kg
主原料生サーモン(31.5%)、乾燥サーモン(15%)、
乾燥ニシン(15%)、乾燥白身魚(14%)
タンパク質34%
動物性タンパク源数三種類
脂質14.8%
対象全年齢
カロリー(100gあたり)390kcal
原産国イギリス

動物性タンパク源は複数ですが、魚が大丈夫なネコちゃんならカナガンキャットフード サーモンがおススメです。

ヒューマングレードの新鮮なお魚を75%以上使用しており、上質なタンパク質を摂ることができます。

無添加でグレインフリーなので、安心して食べさせることができます。

まとめ

今回はネコの食物アレルギーについて解説しました。

アレルゲンや症状はネコによってバラバラですが、キャットフードを選ぶポイントは共通しています。

そのポイントとは

・グレインフリー

・愛猫に合ったタンパク源

・人工添加物不使用

など、アレルゲンとなりうる物質を体に入れないことが大事でした。

食物アレルギーは飼い主さんのキャットフードに対する向き合い方にかかっています。

今一度、ネコちゃんに合ったキャットフードを見直してみるのも良いかもしれませんね。

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